「アルバイトをしたいけど週一でしか入れない……」
「週一でバイトをするときの注意点は?」
週一でバイトに入りたいと思っている方の中には、周りから迷惑に思われないか不安に思って躊躇っているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際には週一で入ることのできるバイトは数多くあり、またそのようなシフトで働いている人も珍しいものではありません。
この記事では週一でバイトに入ることのメリットや注意点を解説しつつ、具体的にどのような職種において週一でのバイトが募集されているか具体例を挙げていきます。
週一バイトのメリットとは?
週一でバイトに入るメリットは、何よりも時間的な制約が少ないという点です。自分自身の生活にあわせた、多様な働き方をすることができます。
掛け持ちやダブルワークに最適
週一でのバイトは、掛け持ちやダブルワークに最適です。よくあるのは、メインのバイト先があるフリーターの方が週一で他のバイトを入れてもう少しだけ稼ぐといったケースや、他に本業のある会社員の方が副業として週末だけ働くというケースです。
収入が増えるというだけでなく、交流関係の幅が広がり新しい出会いが得られるというメリットもあります。
疲労がたまりにくい
週一でのバイトは体力的な負担が少ないというのも魅力です。
他にバイトをしていないという方であっても、例えば子育て中の主婦や学業を重視したい学生などは、自分のメインとなる取り組みが忙しくてすでに体力的に負担が生じているという場合もあるかと思います。
週一でのバイトなら負担をそれほど増やすことなくお金を稼ぐことができます。
週一バイト特有の注意点を解説
週一のバイトにはメリットもありますが、注意しなくてはならない点もあります。
繁忙期には週に1回以上の出勤を求められることも
飲食店やアパレルショップなど時期によってお客の入りに差があるような職種では、繁忙期により多くの出勤を求められる場合があります。
この点、「絶対に週に一回しかシフトに入れないのか」「週一を基本として、繁忙期にはそれ以上の出勤も可能なのか」等の方針を、求人に応募する前に固めておくと良いでしょう。
週一なのであまり多くは稼げない
週一のシフトではあまり多く稼ぐことができません。この点、「交通費が全額支給されるか」「給与以外の手当があるか」「制服は貸与されるのか」等、こちらの持ち出しが生じないかどうかをきちんと調べておきましょう。何らかの支出がある場合、給与が少ない状況では稼ぎに対する出費の占める割合が大きくなり、負担が増えます。
週一のシフトでより多くを稼ぎたいという方は、何らかの資格が必要となるような専門的な職種を選ぶことで比較的高い時給で働くことができるでしょう。
面接時には週一で働きたい旨をきちんと伝える
週一で働きたい場合、求人サイトにおいて週一からのシフトでもOKと記載されているバイト先を選び、面接時にも自身の働くことのできる頻度等をきちんと伝えるようにしましょう。
たとえ週一OKとの記載があるバイト先であっても、最低ラインとして週一という頻度を例示しているだけで、事実上、週一での勤務が不可能な場合もあります。
求職者側とお店側とで認識の齟齬が生じないように気を付けてください。
週一からOKなバイトの具体例6選
週一のシフトが可能かどうかはバイト先の方針に依ります。たとえ同じ職種であってもバイト先によって週一シフトの可否は異なっていることでしょう。
ここでは、週一のシフトについて比較的OKとなりやすい職種を6つ紹介していきます。
家庭教師・塾講師
家庭教師や塾講師は、学生に対して勉強を教える仕事です。家庭教師は各家庭に訪問して勉強を教え、また、塾講師は塾の教室において登壇するのが通常ですが、最近ではオンラインサービスの拡充によって在宅のまま働けるケースも増えているようです。
家庭教師や塾講師は担当コマ数が決まっているため、特に週一でのシフトが可能となりやすい職種のひとつです。また、他の職種に比べて比較的時給が高いのも特徴です。
担当教科に対する知識や子どもに対するコミュニケーション能力が必要になりますが、それさえクリアできれば、シフトの自由度を優先している人にとってかなり働きやすい職種といえるでしょう。
引越しスタッフ
引越しスタッフは、引越し会社の一員として依頼者のお家に赴いて荷物を運搬する仕事です。こちらも、体力を使う仕事であることと常に人手不足であることから比較的時給が高いと言えます。
週一でシフトに入る場合、週末に引っ越しをする人が多くなるので、土日の出勤を要請されることが多くなるでしょう。また新年度直前やお盆の長期休暇など、引っ越しが多くなる時期に短期のバイトとして求人情報が掲載されることもあります。
データ入力
データ入力は主にパソコン上で文章や数値を入力していく仕事です。アンケートの集計や売上等の数値の整理、手書きで記入された情報の転記などを行います。
データ入力の仕事は在宅ワークを許可している場合も多いため、通勤の負担を減らしたいという方にもおすすめです。
軽作業スタッフ
商品の検品や仕分け、梱包などを行う仕事です。単純な作業であっても指示を守って黙々と働くことができる人に向いています。
昨今、オンラインショッピングの普及によって業界は常に人手不足となっています。週一でのシフトにおける長期雇用の求人のほか、短期の求人も多数出されています。
パチンコ店スタッフ
パチンコ店スタッフは、パチンコ台の清掃や玉運び、カウンターでの対応などを行う仕事です。時給は高めに設定されている店舗が多く、またシフトの自由度も高いです。
また、パチンコ店は前半・後半の2交代制を採用している場合が多いです。「午前中に別の用事をこなして午後から働く」「午前中に働いて午後から遊びに行く」といったように、1日の時間の使い方についても融通が利く場合が多いため、普段の生活が忙しい人にも向いています。
飲食店スタッフ
飲食店スタッフは、ファミレスや居酒屋などでお客のオーダーを取ったり、配膳、テーブル拭き、会計、調理、清掃等を行う仕事です。飲食店スタッフも、週一からのシフトを許可している場合が多いです。
特に24時間営業のお店や深夜帯にも営業しているお店は、時間帯においてもシフトの融通が利きやすいと言えるでしょう。
治験モニターやイベントスタッフなど単発バイトもおすすめ
バイト探しにおいてシフトの自由度を重視している方には、治験モニターやイベントスタッフ、警備員、ポスティング、試験監督などの単発バイトもおすすめです。
最近では求職者が隙間時間を事前に設定するタイプのワーカーマッチングアプリなども登場しており、「自分の働きたい時間帯に働く」ということが容易になってきています。
まとめ
週一で働くことのできるバイトは数多くあります。週一のシフトは、時間的な制約が少ないという点で非常にメリットがあり、副業や掛け持ちにも最適です。一方で、シフトに入る時間が少ない関係であまり稼ぐことはできないという点や、お店の方針によっては繁忙期に週一以上の出勤が求められるケースがある点など、注意しなくてはならない点もあります。
職種としては、家庭教師や塾講師、引越しスタッフ、データ入力の仕事などは週一シフトが可能な場合も多いです。場合によっては単発バイトも検討しつつ、自身の希望に合ったバイトを探してみてください。