「大学生になって初めてのバイトが不安……」
「大学生が選ぶべきでないバイトってあるの?」
大学生になった方の中には、人生で初めてのバイトに臨むという方も多いことでしょう。
しかし、誤ったバイトを選んでしまうと体力的・精神的な負担が増えてしまうほか、シフトの融通が利かず学業がおろそかになってしまう可能性もあります。
ここでは大学生におすすめできないバイトを例示しながら、バイト選びのポイントについて解説します。
どんなバイトで働くか考えている方、悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
大学生におすすめしないバイト8選
大学生は学業が本分です。体力的・精神的にきついバイトを選んでしまって大学の単位取得に影響が生じるような事態は避けるべきといえるでしょう。
ここでは大学生におすすめできないアルバイトの具体例を挙げていきます。
居酒屋|接客のストレスが大きい
居酒屋は酔っぱらった人に接客をしなければならず、精神的にストレスがたまりやすい仕事です。
また、居酒屋は金曜日、土曜日、日曜日にお客さんが多くなるため、これらの曜日にノルマとしてシフトを入れられる場合も多いです。シフトの融通が利きづらいため、学業への影響も大きくなりがちになるでしょう。
ファストフード|店員の数が少なくて忙しい
ファストフードは少ない人数でお店を回さなくてはいけないため非常に忙しいです。
大手の場合はマニュアルが整備されているため、ひとつひとつの仕事それ自体に苦戦することは少ないと思われますが、それでも効率的にテキパキ働かなくてはならないため、人生初バイトとなることも多いであろう大学生にはあまりおすすめできません。
牛丼屋|同じく店員の数が少なくて忙しい
牛丼屋もファストフードと同じく少ない人数でお店を回さなくてはいけないため非常に忙しくなります。また、昼時は休憩時間に限りのある会社員が数多く利用するため、提供が遅くなるとクレームに繋がります。
さらに、牛丼屋は中年の人や外国人スタッフがよく働いているため、同年代の人が少なくなりがちです。いわゆる「バイト仲間」が作りにくい環境であるため、大学生のバイトとしてはおすすめできません。
塾講師|コスパが悪い
塾講師は大学生バイトの定番といった印象をお持ちの方も多いでしょう。実際、大学受験を経験した人はそのスキルを活かせますし、他のバイトに比べて時給も良い場合が多いです。
ただ、塾の多くはコマ数に応じて給料を支払うシステムを取っており、授業の準備の時間や保護者との面談等の時間には給料が発生しない場合が多いです。
総合的なコストパフォーマンスの面では優れないことも多いため、注意が必要なバイトだと言えます。
パチンコ店|環境面に難がある
パチンコ店の仕事は意外にも肉体労働で、勤務中は基本的に立ちっぱなしになるほか、重いパチンコ玉のケースを何往復も運ばなくてはなりません。肉体的な負担が大きいため体力に自信のない人にはおすすめできないバイトです。
また、お客さんの多くは煙草を吸い、パチンコ機器の音も騒がしいため、環境面でもストレスに晒されます。
引越し|体力的な負担が大きい
引越しのアルバイトは重い荷物を持ってトラックに積み込みを行うため、肉体的な負担が大きいです。また、お客さんの荷物をぶつけたり壊したりしないよう気を回す必要があるため、精神的にストレスもたまります。
倉庫・軽作業|同じく体力的な負担が大きい
倉庫でのピッキングや軽作業の仕事も体力的な負担が大きいです。さらに、仕事の内容が単調になりがちな上、ひとりで黙々と作業をこなす関係でバイト仲間も作りづらいという特徴があります。
土木工事・建設|上下関係が厳しく体力的な負担も大きい
土木工事や建設関係の仕事の現場は、重量のある危険物がひっきりなしに往来するため非常に張り詰めた空気が流れています。単純に肉体的な負担の大きい仕事ですが、それに加えて体育会系の厳しい上下関係の中でうまくやっていく柔軟性も求められます。
さらに夏は酷暑、冬は極寒の中、屋外で仕事をしなければならないため、環境的な負担も大きいです。
大学生のバイト選びのポイントを解説|おすすめできないバイトの特徴とは?
大学生のバイト選びでは、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
ポイント① 大学や自宅から近いバイト先を選ぶ
自分の通う大学や自宅からなるべく近い場所で働くようにしましょう。
大学での勉強にも時間を割かなければならない関係上、バイト先への移動時間はなるべく削り、学業がおろそかにならないよう注意しましょう。
ポイント② 客層や周囲の環境も確認する
大学生の方の中には初めてバイトをするという方も多いかと思います。バイトに不慣れなうちは客層やバイト先の周囲の環境にも気を配るようにした方が良いでしょう。
特に繁華街の中にあるお店は比較的客層が悪くなりやすく、理不尽なクレーム等に晒される可能性が高まります。
ポイント③ 同年代の同僚が多いバイトがおすすめ
同年代の同僚が多い環境かどうかも確認するようにしましょう。たとえ出会いを目的にしていない場合であっても、気の合うバイト仲間の有無によって仕事への意欲も変わってくるものです。
事前にバイト先の様子を確認し、人間関係の面で自分でも快適に過ごせそうかどうか見ておくと安心できます。
ポイント④ シフトの融通が利くかもチェックする
お店によっては「金、土、日のいずれかには必ず出勤しなくてはならない」「繁忙期にはお店側でシフトを組む」等のルールが設定されている場合があります。こういったお店に勤めると、通常の状態では問題がないとしても、試験やレポートの提出など学業を優先しなくてはならない期間に突入した際に支障が生じるおそれがあります。
シフトについてある程度融通が利くバイトを選ぶと安心できるでしょう。
大学生におすすめのバイト3選
最後に、大学生におすすめのバイトを3つほど紹介します。
単価高めの飲食店
単価の高いレストランや個室居酒屋は比較的客層が良く、理不尽なクレームを言われる機会もかなり少なくなります。
大衆店に比べて接客マナー等には気を配る必要がありますが、慣れてしまえば快適に働くことができるはずです。
イベントスタッフ
イベントスタッフはコンサートやライブ、イベントの会場で運営をサポートする仕事です。警備誘導やチケットのもぎり、物販などを行います。
イベントスタッフは基本的に日雇いであるため、空いた時間にだけ働くことができます。他のバイトに比べ、シフトの自由度という点で非常に優れているといえます。
リゾートバイト
夏休みや春休みなど長期休暇にあわせてリゾートバイトで働くのもおすすめです。リゾートバイトはリゾート地のホテルや旅館、テーマパークなどに住み込みで働く仕事です。
通常は宿泊代等も無料になるため、生活費をかけずに収入を得ることができます。
まとめ
大学生は学業が本分であるため、シフトの融通が利きやすい仕事を選ぶようにしましょう。大学や自宅から近い場所で、かつ客層の良い地域のお店を選ぶようにするとさらに安心です。
居酒屋やファストフード、牛丼屋などは忙しい上に接客にあたってストレスがたまる場面も多いです。引越しや軽作業など、肉体的な負担の大きい仕事は体力に自信がない場合には避けた方が無難でしょう。
日雇いのイベントスタッフや長期休暇を利用したリゾートバイトなどは、学業に影響がない範囲で仕事をすることができるためおすすめです。飲食店では単価の高いお店を選ぶと理不尽なクレームを言われる可能性が低くなるため、環境の面で比較的働きやすいと言えるでしょう。
この記事を参考に、自分に合った仕事を見つけてみてください。