バイトを休む時の電話連絡をすることに対して、恐怖心や抵抗がある方は少なからずいらっしゃると思います。
今回は欠勤の連絡を電話でする上での注意点や連絡方法の例についてご紹介します。
電話でバイトを休むことを伝えることに悩みがある方は、ぜひ参考にしてみてください。
バイトを休む時は電話連絡するのがいい?
バイトを休む際には、バイト先のルールに従うようにしましょう。
一般的には、電話での連絡が好まれる場合が多いです。電話であれば休む旨を直接伝えることができ、意思疎通の齟齬も少なくスムーズに連絡可能です。
また、バイト先の上司の連絡先を事前に登録しておくと、急な休みの場合にもスムーズに連絡できるでしょう。
ただし、バイト先のルールによっては、メールやLINEなどの連絡手段も認められている場合がありますので、事前に確認して適切な手段で連絡するようにしましょう。
バイトを休むのが怖いのはなぜ?
バイトを休むことについて怖いと思っている方は、自身がなぜ怖いと思っているのかの理由について深堀りすることで、その後の対処がしやすくなります。
まずは、休みの連絡を入れるのが怖いと思えてしまうよくあるケースを挙げていきます。
罪悪感がある、申し訳なく思えてしまう
責任感の強い人やまじめな人の中には、休むことによる罪悪感によって欠勤することに恐怖を覚えてしまうケースがあります。休むこと=怠慢といった結びつきを感じ、これが原因で欠勤を躊躇してしまいます。
また、職場の文化として無遅刻無欠勤が奨励されており、休むことについてことさら悪いことのように取り上げられている場合、こういった傾向はさらに強くなることでしょう。
怒られるのが怖い
バイトを休むと上司から怒られたり、同僚から批判されたりするおそれがあります。特に、忙しい時期や人手不足の場合、休むことによってチーム全体に与える影響も大きくなり、休みにくさの一因となります。
過去、実際に怒られた経験がありそれがトラウマになってしまっている方は、ますます欠勤の連絡をしにくくなっていることでしょう。
電話のかけ方やマナーがわからない
先述の通り、バイトを休む際には電話で連絡をするのが一般的です。ただ、電話のかけ方やマナーに不安を感じている方は、何をどのように伝えれば良いのか分からず、欠勤をしにくくなってしまうことでしょう。
特に、これまでバイト経験がなく現在の職場が初めての勤務先であるという場合、この不安は大きくなりがちです。
バイト先に電話するのが怖いときの対処法
バイト先に欠勤の電話連絡をするのは誰にとってもストレスのかかる作業ですが、事前に対策をしておくことで、心理的な負担を軽減させることができます。
ここでは、電話が怖い時の具体的な対処法を挙げていきます。
考え過ぎない
人間であれば誰しも体調不良による欠勤を経験します。電話連絡先の上司も過去に欠勤を経験している可能性が高く、欠勤の連絡をしても特に気にされない場合の方が多いと言えるでしょう。
バイトを休むこと自体はごく普通のことであり、通常なら相手も理解してくれます。まずは考え過ぎないようにするということが重要です。
事前に準備をして自信を持つ
電話連絡をする前に準備をしておくことで恐怖感が和らぎ、落ち着いて電話をかけることができるようになります。具体的には事前に休む理由を整理し、電話の前にメモに書き出してみると良いでしょう。また、休む期間や復帰予定日をあらかじめ伝えておくと、相手もスケジュール調整しやすくなります。
メールやLINEでの連絡が許可されている場合はそちらを使う
職場によっては電話による口頭での連絡だけでなく、メールやLINE、欠勤の申請フォームなどから連絡できる場合もあります。電話に苦手意識があり、緊張してしまうという方は口頭ではない連絡方法で欠勤の旨を伝えると良いでしょう。
友達や家族に相談してから電話する
友人や家族に相談してから電話するのも効果的です。相談をすることで自分の気持ちを整理することができるほか、具体的なアドバイスを貰える可能性もあります。
友人や家族も過去には職場を病欠した経験がある可能性が高いです。「自分の場合はこうやって連絡した」といった体験談を聞くことで、欠勤連絡の見通しが立って、気持ちを落ち着けることができることでしょう。
バイトを休む際に電話連絡するときの伝え方
ここでは、電話する際にどのようなことを言えばいいのか、具体例を挙げていきます。
体調不良などの突発的な理由で休む場合には、以下のような例文が考えられます。ご自身の事情に合わせて、組み合わせて使ってみてください。
- お疲れ様です。忙しい時期にもかかわらず大変申し上げにくいのですが、今朝から熱が出てしまいましたのでお休みをいただきたいと思っております。
- 体調が悪くなってしまったので、本日のシフトをお休みしたいと思います。
- 急な用事が入ってしまい、今日のシフトに参加できなくなってしまったので、申し訳ありませんがお休みをいただきたいと思います。
- 家族の急なトラブルが起きてしまったため、本日のシフトをお休みしたいと思います。
- 先ほど家族の危篤の連絡があり、地元に帰らなくてはならなくなったため、本日のシフトをお休みしたいと考えております。
- 昨日実家から連絡があり、祖父が亡くなったために葬儀に出ることになりました。そのためお休みをいただきたいのですがよろしいでしょうか?
- 前日から体調不良が続いていて、本日は病院に行く予定ですので、シフトをお休みいただけないでしょうか。
- 医師の診断を受ける必要があるため、今日のシフトを休ませていただきたいと考えています。
- 家庭の事情により、本日のシフトに参加できなくなってしまいました。大変申し訳ありませんが、お休みをいただけないでしょうか。
バイトを休む際に電話連絡するときの注意点
バイト先に欠勤の連絡をする場合、基本的にはそれほど気に病む必要はありません。先述の通り、バイト先の上司や店長も過去に病欠をした経験がある可能性が高く、欠勤について過度に咎められるようなこともないでしょう。
ただ、以下の注意点に留意することで、より周りからの理解を得やすくなります。
なるべく早く連絡する
体調不良等の場合であっても、バイト先にはなるべく早く連絡を入れるようにしましょう。職場としても事前に欠勤を把握することで準備に時間を割くことができ、欠員の影響を最小限に抑えられます。できれば前日に連絡を入れられるとベストです。
休みの制度について確認する
職場の休みの制度について確認しましょう。有休がある職場では、病欠を有休で振り返ることが可能な場合もあります。また体調不良に使える特別休が用意されている職場もあります。
欠勤するとその分給与が減ってしまい、生活に影響が生じてしまうおそれがあります。休みの制度を確認することで、給与への影響を最小限に抑えられる可能性があります。
代替勤務の可能性を確認する
休んだ分、別の日にシフトを増やすといった対処が可能か確認してみるのも良いでしょう。職場での印象が良くなりますし、同じ月内であれば欠勤分の給与の減少を取り返すことができます。
また、場合によっては職場の方から代替での出勤を依頼されることもあります。
次回の出勤日について確認する
バイトを休む際には、次回の出勤日についても確認するようにしましょう。体調不良の場合、何日に復帰が可能かの見込みを伝えてください。
まとめ
バイト先に欠勤の電話連絡をするのが怖いという人は、責任感が強くまじめな人が多いです。職場に対して申し訳ないといった罪悪感を覚えたり、怒られるのが怖いと思ったりしている人も多いかもしれませんが、まずは考えすぎないようにしましょう。
人間である以上、体調不良等によって欠勤をするのは普通のことです。通常なら相手方も理解してくれます。電話が苦手な方は電話以外での連絡も許可されているかどうか調べ、電話連絡が原則である場合には、上記に挙げた例文を組み合わせて事前にメモを作るようにすると良いでしょう。
休む時はなるべく早く連絡を入れるのが重要です。次回の出勤日の見込みもあわせて伝えるようにすればより親切であると言えるでしょう。
電話連絡による欠勤を検討している方は、ぜひこの記事を読み返して参考にしてみてください。